
働きやすさは、
自分たちの手でつくっていく
2015年f4samurai入社 M|フロントエンドエンジニア
2020年f4samurai新卒入社
f4samurai初の新卒入社の一人であるMが、人事の楜澤とともに、「会社をよくするためにできること」について熱く語り合いました!
f4samuraiらしさってなんだろう?とみんなで議論
Mさん、楜澤さんのお二人は、バリュー体現チームのメンバーなんですよね。f4samuraiの掲げる「バリュー」とは何なのでしょうか?
- 楜澤
- 「会社って、いろんな人が集まってできているじゃないですか。組織ってそれぞれの正義や文化を持ち寄ってできているものだよね、っていう話を社内でもともとしていたんです。
それで、じゃあf4samuraiらしさ、もっというなら『働きやすいf4らしさ』ってなんだろうねと議論をして、2019年夏に『参加したい人はみんな来てね』と呼びかけて、話をしたんですよ。たしか社内のカフェスペースで30人くらい集まったのかな」
- M
- 「わたしの入社前のことですね。バリューってそんなふうに決まったんですか!」
- 楜澤
- 「これ、実はすっごく時間かかってるんだよ。
『f4らしさってなんだろうね』って、いいのも悪いのも、どんどん要素をみんなで出していって、壁にポストイットで貼っていって……ガーッて書き出したのよ。「何か大事か」と「何が大事ではないのか」のキーワードを最初に揚げたのと最終的な決めの部分は創業者の3人がやったんだけどね。それで、最終的に面白さ、優しさ、チャレンジ、組織貢献、ルール遵守、当事者意識・責任感、この6つでいこうっていうことになった。
このバリューは、会社をよりよくするために、いま働いている人たちの働きやすさ向上のために決めたものなんだよね」f4samurai’s 6 Values
面白さ
優しさ
チャレンジ
組織貢献
ルール遵守
当事者意識・責任感
せっかくつくったバリューだから社内に定着させていきたい
- M
- 「知らなかったー! それを実現していくのが、わたし達『バリュー体現チーム』なんですね」
- 楜澤
- 「うん。いまのコーポレートサイトにも載ってる『Spirit 8』ってわかる? あれは会社の精神を表したエッセンスなんだけど、以前は『8ヶ条』っていう名前だったんだよね。
かなり昔つくったもので、言い回しも雑だったし、ただ文章としてウェブサイトに置いてあるだけで、リニューアル前はメンバーにも浸透してなかったの。でも文章を新しくしたらだんだんなじむようになって、やっぱり言い方とか表現って大事だよねってことがよくわかった。だから、新しく策定したこの『バリュー』はわかりやすい言葉で表現して、さらに、社内に普及するように運用していく必要があるよねって話になったんだ。
それで『バリューは評価にもつながる軸ですよ』ってちゃんとアナウンスして、同時に『バリュー体現チーム』を発足させて、自主参加でやりたい人に手を挙げてもらったんだよね」
- M
- 「それがわたしの入社したタイミング(2020年4月)だったんですね。そんな流れで決まったものだったとは。いま、バリュー体現チームには20名ほどメンバーがいますよね」
- 楜澤
- 「うんうん。月に1〜2回、バリュー定例会を開いて、どういう取り組みがあるとバリューが体現できるだろう?って話し合ってるよね。そこにMちゃんがいたり、中途入社のメンバーがいたり」

最初からリモートで、社内の様子が見えなかった20年新卒入社組
- 楜澤
- 「あのさ、Mちゃんはどうしてチームに入ってくれたの?元々そういう活動に興味あるタイプ?」
- M
- 「はい。もともとそういうのが好きなタイプなんです(笑)。学生のときもずっと、生徒会とか文化祭委員とかやってました。
わたし達(2020年春入社)って、入っていきなりリモートワークだったので、会社にも来られないし、他の人と接する機会が少なかったんですよ。ただ、同期のメンバーとは仲良くなれたから、それが唯一の救いで。リモートワークだと所属プロジェクトが異なる人とは接点がないんですよね。姿も見えないし。それが同期同士で雑談していると『あ、そっちのプロジェクトにはそんな人がいるんだね』『へー!』っていう発見があって、だんだんと社内の様子を知っていくことができました。
だけどきっと、中途入社の人だとそういう横のつながりもないじゃないですか。入社して、同期もいない環境でいきなりリモートだったら大変だと思います。だから社員同士の自然な関わり合いが生まれたらいいなと思いました。それで『バリュー体現チーム』を通して、雑談をうながすoVice(オヴィス:アバターを用いた仮想オフィス)を導入してもらえたのはよかったです」
- 楜澤
- 「そっか! oViceはさ、入れる前と後で結構変わった?」
- M
- 「oViceが入る前は、例えば『あー素材足りないな……』ってときに、めっちゃ文章考えてからブワッて(チャットを)飛ばしてたんですよ、でもoViceなら口頭で伝えられるから、すごい時短になってます。業務的にも役に立ってますね。
あと、勝手に他の会議に入り込める。だから新しいことが知れるし、勉強になりますね。盗み聞きじゃないけど、陪席してどんなことを誰がやっているのか、何がいま課題なのか知ることができるっていう」
- 楜澤
- 「そうやって自然と社内の様子がわかるのっていいよね。
2020年は春先から緊急事態宣言で在宅勤務になって、オンラインで朝会をやってみたりして対応してきたけど、やっぱりだんだんとリモートの限界を感じて12月頃にoViceを導入したんだよね」
他社の事例を参考にして「社長のラジオ」を開始
- 楜澤
- 「いまわたしが考えてるのはさ、『社長のラジオ』っていうのを社内でやってるじゃない。それをもっとブラッシュアップできないかなって」
- M
- 「そうですね。あれはずっと考えてきた企画なんですか?」
- 楜澤
- 「もともとはね、わたしが6年前に中途入社したときから『隔週でいいから社長座談会をやりたいです』っていってたんだけど、座談会はちょっと重たいっていうことで渋られてて(笑)実現しなかったのね。
でもメンバーも増えたし、去年からはコロナでなかなかみんなリアルで会えないし、金さんに『なにかないかな』っていわれて、いろんな他の会社の人事の方から話を聞いてアイデアを集めたの。それでとある会社の社長さんがインターネットラジオで社員向けのトークをしているって聞いて、じゃあそれやってみようって」
- M
- 「そうだったんですね!」

会社に入ってきてくれた人がフィットする場所を見つけられるように
- 楜澤
- 「Mちゃんはどうして『社長のラジオ』を手伝ってくれることにしたの?」
- M
- 「それはですね、(社長の)金さんと関わる場がないなと思って。もう少し関わりたいと考えて手を挙げました。
わたし、松野さん(CTO・CHRO)とは新卒研修で接点があったんですよね。田口さん(COO)とはプロジェクトの朝会で話す機会がありますし。経営の3名のうち、社長の金さんとだけはつながりがなくて、お話ししてみたいなと考えて」
- 楜澤
- 「そっか〜。そうなんだ! ありがとね。そうだよね、入社しちゃうと実は接点がない人っているよね。わたしから見ても『あ、あの人、活躍してるな!』っていうのはわかっても、じゃあその人がどんな過程を経てアウトプットを出しているのか、細部までは人事から見えていなかったりするのね。
中途の方については、一定の割合で退職者が出るのはある程度は仕方ないものの、本当はうちの会社の中にきっとフィットする場所や要素があったはずなのに、それに出会うよりもっと手前のところでつまずいて辞めてしまうっていうケースも残念ながらあると思うのよね。それは人事の力不足ということでもあるし、時期や、プロジェクトとの巡り合わせとかもあるんだけどね。
本当にうちとは合わなくて、その人にとってもっと合う職場に移るんだったらいいんだけど、そうじゃなくてf4samuraiの中でピッタリくる場所を見つけられなかっただけなんだとしたらそれは残念だし申し訳ないからね、そういうのはなるべく減らしたい。だからそのために『バリュー体現チーム』でもっとバリューを磨いていったりね、『社長のラジオ』でもっと会社の考えていることを知ってもらったりできたらって思ってるのね」
社内を知るツールを増やして新卒・中途入社者の情報のギャップを埋めたい
- M
- 「ラジオはこれからどうしたい、とかはありますか? もっと視聴者数を増やしていくのを目標にします?」
- 楜澤
- 「どうだろう。視聴者数を増やすというよりは、聴いて、共感してくれる人が増えるといいよね。数よりも質を高めたいなあ。新卒や中途で入ったばっかりの人とか、まだ社内の様子がわからない人にとってのなじむためのツールになるといいな。
あとはいまリモートワーク中心だから、朝会や会議の少ない職種で、ひとり暮らしをしていると、本当に人との会話が少ないでしょ。そういうときに他人の声とか息遣いが家の中にあるっていいんじゃないかなと思って。何かしながらでも社長の話がなんとなく聴けるっていいんじゃないかな。だからMちゃんも、ラジオの告知の仕方とか、時間帯とかね、改善案やアイデアがあったらこれからもどんどん教えてね」
「困難」は乗り越えてみると「楽しい」に変わっている
- 楜澤
- 「わたしは自分がf4で働いていて楽しいんだけど、自分だけ楽しくてもしょうがないと思ってるのね。うちの会社で働いて楽しいって思ってくれる人がいることが嬉しいの。
あと、楽しいっていってもただただ楽しいじゃなくて、大変なことを乗り越えたときに振り返ってみたら『困難』が『楽しい』に変わっている、そういう種類の楽しさ、成長できる楽しさ、挑戦できることの楽しさ、それを味わえる環境がここにあるよっていうのを、もっと社内の人にも社外の人にも伝えていきたいな」
- M
- 「ああ、文化祭みたいな感じありますよね! 途中はすっごい大変だけど最後に『楽しかったね!』『やってよかったね』ってなる」
- 楜澤
- 「そうそう。そういうよさが伝わるようにしたい。バリュー活動ってユーザーさんに直結して何かを与えるものではないでしょ。作品づくりには直結しない。でも、f4が働く人にとってよりよい場所であるために、必要なものだと思う。だからそこにMちゃんみたいに新卒の人が入っていろんな意見を出してくれるの、すごくありがたいと思ってるよ」
- M
- 「ふふふふ」
- 楜澤
- 「だからこれからも、Mちゃんができる部分でチャレンジできそうなことがあったらいってね。経営層やリーダーがメンバーの話をしっかり聞いてくれる環境があるのが、うちのいいところだと思うから『こうしたら』とか『あれっ?』ていうようなことがあったら、いってほしい。その積み重ねで裁量とか自由度も上がっていくしね」
- M
- 「はい! なんでもいいますね(笑)」
- 楜澤
- 「ふふふふ(笑)」
